2024年8月2〜4日、九州大学伊都キャンパスにてジュニアドクター育成塾の春実習を開催し、福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎・大阪から子どもたちが集まりました。
2日は矢原先生による毒虫や毒のある植物などの安全講習のあと、身近な森の植物の分類についてのセミナーです。
実際に建物の近くの草木を採集するところから始まり、その後、持ち帰った植物を分類するという作業は、子どもたちにとっても新鮮だったようです。
3日の午前は、矢原・村上・吉村先生によるフィールドワークを行いました。実際に生物多様性ゾーンに行き昆虫や蛙などを採集し、観察を行いました。
季節柄、カブトムシやクワガタムシなども採集でき、子どもたちはたいへん喜んでいました。午後は、村上先生に昆虫の観察の基本であるスケッチの方法を教わり、実際にスケッチをしてみました。
4日は、昆虫の行動観察ということで、村上先生にダンゴムシの迷路実験を通して、仮説・検証の方法についてセミナーを行いました。ダンゴムシの採集から、実際に仮説を立て、迷路を作ってみるという、研究活動の基本的な流れをコンパクトにして体験しています
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3日間の実習で、参加者の子どもたちは実際に大学を訪れ、その中に大きな森があることにも大変驚いていたようでした。今後の成長が大変楽しみです。