記事一覧

世界に先駆けてリアルな「3Dデジタル生物標本」を1400点以上公開

 九州オープンユニバーシティ理事の鹿野雄一が「バイオフォログラメトリ」と銘打った、水生生物を中心に1400点700種以上の生物標本の3Dモデルを世界に先駆けてオンライン公開しました。(公開ページはこちら)  生物標本は生物を研究する上で重要な役割を担っており、博物館等で保管されています。しかしその管理は煩雑で、くわえて標本の劣化や退色は免れられません。また、多くの重要標本は厳重に管理されますが、そ […]

生徒募集「九州ジュニアドクタープログラム・マスターコース」~自然との共生について研究するプロをめざす~

※小学4年生〜中学3年生と保護者対象の、親子で参加いただくプログラムです。※対馬市・佐伯市・屋久島町にお住まいの方はこちらの案内もご確認ください。 誰もが自然の生き物を大切にする社会になってほしいけど、身近に豊かな自然がなく、野生の生き物に触れる機会が少ない。 そういう問題解決をめざす科学に興味はあるけど、そのためにどのような力を身につければよいのかわからない。 九州オープンユニバーシティは、そん […]

【JD育成塾】夏実習報告

2024年8月2〜4日、九州大学伊都キャンパスにてジュニアドクター育成塾の春実習を開催し、福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎・大阪から子どもたちが集まりました。 2日は矢原先生による毒虫や毒のある植物などの安全講習のあと、身近な森の植物の分類についてのセミナーです。 実際に建物の近くの草木を採集するところから始まり、その後、持ち帰った植物を分類するという作業は、子どもたちにとっても新鮮だったようです。 […]

【書籍発行】新種候補植物図鑑速報版を出版しました

新種候補植物図鑑速報版1・2を出版いたしました。タイトルのとおり、なんと全ページが新種候補(およびその近縁種)の解説!! 環境研究総合推進費(2020-22)「次世代DNAバーコードによる絶滅危惧植物の種同定技術の開発と分類学的改訂」(代表者:矢原徹一)により、日本の野生植物総点検プロジェクトを進めてきました。 2020年から行った全国各地で植物の調査にて、129種の未記載種(新種候補:学名がつい […]

6/21〆第3 期生募集「九州ジュニアドクタープログラム・マスターコース」~自然との共生について研究するプロをめざす~

※事前申込制です。下記の留意事項を必ずご確認のうえ、申し込みフォームに必要事項を入力し、最後に送信ボタンを押してください。⇒申込フォームはこちら 舞台は、九州大学伊都キャンパスにある生物多様性保全ゾーン。九州大学がキャンパスをつくる際に立てた二つの目標、「森林面積を減らさない」「生物を一種も絶滅させない」ことを達成するためのシンボルとなった場所です。 本プログラムは、世界的に高く評価された九大生物 […]

【JD育成塾】春実習報告

2024年3月26〜29日、九州大学伊都キャンパス及び嬉野市ナカシマファームにてジュニアドクター育成塾の春実習を開催し、福岡・神奈川・長崎・埼玉から子どもたちが参加しました。 26日は、矢原先生による植物の花の多様性についてのレクチャーです。そもそも植物の多様性がなぜ重要なのかという話からはじまり、花の観点から生存戦略の解説などがありました。教室でのレクチャーのあとは、実際にフィールドに出ていろい […]

牧野富太郎のふるさと高知県でギボウシ属の5新種1新亜種を発見

ギボウシ属(キジカクシ科)は紫色や白色のかわいらしい花を鈴なりにつけ、栽培も容易なので、園芸植物として広く利用されています。約25種の野生種のうち、16種は日本に生育しています。つまり、日本はギボウシ属の多様性の中心地です。 矢原徹一九州大学名誉教授(九州オープンユニバーシティ研究部長)の研究チームは、高知県でギボウシ属の調査を続けてきた高知県立牧野植物園藤井聖子氏らと協力してギボウシ属の5新種1 […]

【参加募集】秋のどんぐりの森をつくろう2023

秋の九州大学伊都キャンパスにて、どんぐり拾いと自然体験学習を行います。森の植物や動物の話を聞きながら、里山を歩いてみませんか? 期日:令和5年12月9日(土)※雨天中止場所:九州大学伊都キャンパス内(西区元岡)時間:受付開始12:30~16:00服装:長袖・長ズボン・帽子・軍手・運動靴または長くつ講師:矢原徹一 申し込み方法:チラシの内容をご確認のうえ、必要事項を記入しEmailまたは郵送ください […]

【JD育成塾】夏実習報告

2023年8月23〜25日、九州大学伊都キャンパスにて九州ジュニアドクタープログラムの夏実習を開催し、福岡・長崎・東京・神奈川・埼玉と、様々なお住まいの小中学生たちに参加いただきました。 23日は、矢原徹一先生による伊都キャンパスの生物多様性ゾーンの設立背景に関する講義とキャンパスに自生する樹木の系統分類について学ぶワークショップを行いました。対生と互生の区別など専門的ですぐには実践的に活用できな […]

7/30〆第2期生募集「九州ジュニアドクタープログラム・マスターコース」~自然との共生について研究するプロをめざす~

舞台は、九州大学伊都キャンパスにある生物多様性保全ゾーン。九州大学がキャンパスをつくる際に立てた二つの目標、「森林面積を減らさない」「生物を一種も絶滅させない」ことを達成するためのシンボルとなった場所です。 本プログラムは、世界的に高く評価された九大生物多様性保全ゾーンを、自然と共生する未来を創造する次世代育成の場として実施されます。 今回生徒募集を行うのは第一段階のマスターコース、2023年8月 […]

【JD育成塾】春実習開催報告

2023年3月25〜27日、九州大学伊都キャンパスにてジュニアドクター育成塾の春実習を開催し、福岡・対馬・屋久島・東京・大阪・北海道から子どもたちが参加しました。 初日の25日は、矢原先生より植物の花の多様性についてレクチャーを行いました。そもそも植物の多様性がなぜ重要なのかという話からはじまり、花の観点から生存戦略の解説などがありました。教室でのレクチャーのあとは、実際にフィールドに出ていろいろ […]

【JD育成塾】対馬ツアー開催報告

普段はオンラインでしかセミナー等に出られない、長崎県対馬市や鹿児島県屋久島町、東京、北海道にお住まいの受講生の方々のために、2023年3月3〜4日、長崎県対馬市にて九州ジュニアドクタープログラムのフィールドツアーを開催しました。 3日は村上先生の引率のもと、厳原町の豆酘地区周辺でトレイルカメラの設置を含む夜間の自然散策を行いました。受講生は普段立ち入らない暗闇のなかの自然に興味津々で、どうすれば夜 […]