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環境

国内絶滅と思われていた水生昆虫、56年ぶりに再発見!標本の3Dモデルをオンライン公開

   QOU理事であり日本を含めモンスーンアジアで陸水生物の研究を行っている鹿野雄一先生が、福岡県保健環境研究所の中島淳専門研究員と共同研究で、国内で絶滅したと思われていた水生昆虫であるタイワンコオイムシを56年ぶりに石垣島から発見しました。  タイワンコオイムシは、南西諸島、中国、台湾、東南アジア、南アジアに分布していますが、標本を伴う国内からの確実な採集例は1958年が最後でした。南西諸島は稲 […]

ノガリヤス(ヤマアワ)属【日本の野生植物総点検プロジェクト】

日本の野生植物総点検プロジェクト、今回のテーマはノガリヤス(ヤマアワ)属Calamagrostisです。 画像下部の矢印をクリックしていただればこの画面のまま次のページへ進むことができます。別窓表示はこちら プロジェクト発足後、コロナウイルスの影響でなかなか調査に出掛けられないまま本日6月11日より福岡も梅雨入りを迎えてしまいました。近場の調査を行いつつ、梅雨が明ける頃には県外の調査に迎えたらと考 […]

オニタビラコ属【日本の野生植物総点検プロジェクト】

日本の野生植物総点検プロジェクト、第2弾。今回はオニタビラコ属です。https://qou.jp/wp-content/uploads/2020/05/Youngia.pdf 日本の野生植物総点検プロジェクトでは、このようなスライドを日本の全植物について、3年間かけて作成していきます。未記載分類群候補をリストアップして調査を行うため、未記載分類群候補の情報を是非お寄せください。

タネツケバナ属【日本の野生植物総点検プロジェクト】

日本の野生植物総点検プロジェクトでは、下のようなスライド図鑑を様々なグループについて順次作成しながら、日本の野生植物の分子系統樹を作り、分類を改訂し、絶滅リスク評価と保全対策提言を行うオープンサイエンスを進めます。研究計画も研究経過も順次公開していく予定です。 https://qou.jp/wp-content/uploads/2020/04/Cardamine-1.pdf さらなる研究が必要な種 […]

「日本の野生植物 総点検プロジェクト」の開始

環境研究総合推進費(2020-22)により、「次世代DNAバーコードによる絶滅危惧植物の種同定技術の開発と分類学的改訂」(代表者:矢原徹一)のプロジェクトが新たにスタートいたしました。3年間をかけて絶滅危惧植物・希少植物を中心に日本の野生植物の分類を総点検します。 https://qou.jp/wp-content/uploads/2020/04/wildplants_inJapan.pdf 別ペ […]

伊都の花ごよみ(春夏秋編)が完成しました!

九州オープンユニバーシティ初の出版物「伊都の花ごよみ(春夏秋編)」(著 矢原徹一)が完成しました! 「伊都の花ごよみ(春夏秋編)」は、4月1日から10月1日までに九州大学伊都キャンパスに自生する植物を1日1ページ(フルカラー)で紹介しております。植物図鑑としても暦としてもお楽しみいただけます.本体+送料+税込で1480円です. 1冊のオンライン購入はこちらから>>> 複数個もしくは振り込み払いでご […]

九州大学生物多様性ゾーン ~両生類編~

九州大学伊都新キャンパスの建設にあたっては,「種を消失させない」「森林面積を減らさない」という目標を掲げ,生物多様性保全事業を行ないました.その象徴が九州大学「生物多様性ゾーン」です.キャンパスの建物群の北側に位置し,細流,草原,溜池,森林など箱庭的な生態系がそこには広がっています. 九州大学生物多様性ゾーンの歴史や詳細については下記を御覧ください. 矢原徹一 2004 全ての種を守る-九大新キャ […]

今津干潟@糸島半島

九州大学がある糸島半島における象徴的な生態環境といえば,今津干潟でしょう.背振山系を水源とし,糸島平野を通って玄界灘へと流れる瑞梅寺川と周船寺川が形成する今津干潟は,様々な生き物の宝庫となっています. 今津干潟の生き物の中でも特に代表的なものが2種います.夏のカブトガニと冬のクロツラヘラサギです.いずれもいわゆる希少種ですが,今津干潟では比較的苦労なく観察することができます. カブトガニは夏の大潮 […]