【JD育成塾】春実習報告

2024年3月26〜29日、九州大学伊都キャンパス及び嬉野市ナカシマファームにてジュニアドクター育成塾の春実習を開催し、福岡・神奈川・長崎・埼玉から子どもたちが参加しました。

26日は、矢原先生による植物の花の多様性についてのレクチャーです。
そもそも植物の多様性がなぜ重要なのかという話からはじまり、花の観点から生存戦略の解説などがありました。
教室でのレクチャーのあとは、実際にフィールドに出ていろいろな植物を採集し、その後、持ち帰った植物を観察、解剖し、スケッチを行いました。

27日の午前は、鹿野先生によるフィールドワークを行いました。
実際に生物多様性ゾーンに行き昆虫や蛙などを採集し、観察を行いました。
午後は、学生メンターの山田さんによる植物の利用方法についてのレクチャーでした。
植物にはたくさんの活用の仕方がありますが、その一例としてたまねぎを用いた染色のワークを行いました。

28日は、佐賀県嬉野市にて循環型の酪農を行っているナカシマファームに見学に行きました。
仔牛の心音を聞いたり、餌やりの体験を通して、日頃飲んでいる牛乳がどのように生産されているかを学び、また循環型農業について学びました。

29日は、比良松先生による植物の育て方についてのレクチャーです。
比良松先生の専門であるユリについて、品種をはじめとするいろいろな解説の後、実際にカノコユリの種を蒔いてみるというワークを行いました。

4日間の実習で、参加者の子どもたち同士も夏実習よりもさらに交流が深まり、自分の興味のある分野へのさらなる探求行動に繋がることを期待しています。