【JD育成塾】夏実習報告

2023年8月23〜25日、九州大学伊都キャンパスにて九州ジュニアドクタープログラムの夏実習を開催し、福岡・長崎・東京・神奈川・埼玉と、様々なお住まいの小中学生たちに参加いただきました。

23日は、矢原徹一先生による伊都キャンパスの生物多様性ゾーンの設立背景に関する講義とキャンパスに自生する樹木の系統分類について学ぶワークショップを行いました。対生と互生の区別など専門的ですぐには実践的に活用できない内容もありましたが、メンター大学生のサポートも受けながら、最後には、皆で葉の形態の検索表を作り、10種類の樹木を区別することができました。

24日午前はキャンパス内の生物多様性保全ゾーンにて、昆虫を中心とした生き物の採集を行いました。同日午後は村上貴弘先生による昆虫のスケッチ技術を学ぶワークショップを行いました。線と点だけで写実的に動物を長時間にわたって描くことに苦戦する人もいましたが、完成したスケッチ画は動物の細部にこだわった力作揃いでした。

25日は、比良松道一先生・江口久美先生による、デジタル写真の構図についての講義・実習が行われました。植物や動物を撮影・記録する際に、どのような構図が見る人の心を惹きつけるかを学び、その後、実際にキャンパス内の建物や林を背景に動物の模型を置いて被写体とし、構図を意識した写真撮影を練習しました。

3日間の実習で、参加受講生同士の交流も深まり、次の実習を心待ちにしている様子が垣間見まれました。