【JD育成塾】春実習開催報告

2023年3月25〜27日、九州大学伊都キャンパスにてジュニアドクター育成塾の春実習を開催し、福岡・対馬・屋久島・東京・大阪・北海道から子どもたちが参加しました。

初日の25日は、矢原先生より植物の花の多様性についてレクチャーを行いました。
そもそも植物の多様性がなぜ重要なのかという話からはじまり、花の観点から生存戦略の解説などがありました。
教室でのレクチャーのあとは、実際にフィールドに出ていろいろな植物を採集し、その後、持ち帰った植物を観察、解剖し、スケッチを行いました。

26日の午前中は、比良松先生より植物の育て方についてレクチャーを行いました。
比良松先生の専門であるユリについて、品種をはじめとするいろいろな解説をして、その後実際にタカサゴユリとカノコユリの種を蒔いてみるというワークを行いました。
午後は、学生メンターの山田さんより植物の利用方法についてレクチャーを行いました。
植物にはたくさんの活用の仕方がありますが、その一例としてたまねぎを用いた染色のワークを行いました。

27日は、比良松先生と矢原先生のレクチャーのもと、フィールドに出て山菜探しを行いました。
その中でも特に、ヨモギ、キクラゲ、セリの3種をターゲットに多様性ゾーンを回りました。
持ち帰った植物は、よもぎご飯やせりの胡麻よごし、キクラゲの味噌汁などにして、美味しくいただきました。

3日間の実習で、参加者の子どもたち同士も夏実習よりもさらに交流が深まり、自分の興味のある分野へのさらなる探求行動に繋がることを期待しています。